お子さんの保育園選びを行う際に、認可保育園か認可外保育園のどちらを選べば良いのか迷う方は多いと思います。さらに「認可保育園と認可外保育園ってどう違うの？」「認可外保育園って良くないって聞くけど本当？」など、疑問に思うこともたくさんありますよね。今回は、認可外保育園と認可外保育園の違いについて細かく解説します。保育園選びで悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
認可保育園と認可外保育園ってどう違う？
国内の保育園は大きく分けると、認可保育園と認可外保育園の2つに分類されます。認可保育園とは、名前の通り国から認可されている保育園となり、その逆が認可外保育園です。しかし、ただ国から認可されているかどうかの違いだけではありません。細かい違いについて下記で解説しますので、参考にしてみてください。
認可保育園とは？
認可保育園とは、厚生労働省が定めた「児童福祉施設最低基準」を満たし、国から認可を受けた定員60名以上の保育施設です。児童福祉施設最低基準に指定されている内容は、保育士の人数や保育室の面積、施設などで、全ての基準を満たせていれば、認可保育園と認定されます。入園するには地方自治体の選考を通る必要があり、誰でも申請すれば入園できるとは限らないのが認可保育園の特徴です。
認可外保育園とは？
認可外保育園は「児童福祉施設最低基準」を満たしていないため、国から認可されていない保育施設を言います。例えば、企業が運営している園や、一時預かりなどの施設も認可外保育施設です。認可外保育施設は、自治体の選考などは必要なく、保護者が入園を希望すれば入れるのが特徴です。「認可外保育園は良くない」という噂も聞きますが、保育の質などは園によって様々なので、「認可外保育園だから良くない」ということではありません。
認可保育園と認可外保育園のメリットは？
認可保育園と認可外保育園の違いについてはご理解いただけたと思いますが、それぞれのメリットについて解説します。
認可保育園のメリット
認可保育園は以下のようなメリットがあります。
- 認可外保育園よりも保育料が安い
- 国から認可されているため、安心感がある
- 行事やイベントが豊富で様々な経験ができる
認可保育園は、国から認可されている園のため、保育士の人数も十分です。そのため「安心して預けられる」と乳児から預ける保護者も多いですよ。保育料は保護者の収入によって決まりますが、認可保育園は国からの補助金を受けられるため、認可外保育園より保育料は安く設定されています。行事が豊富な園も多く、幼い頃から様々な体験ができるのも認可保育園の強みと言えます。
認可外保育園のメリット
認可外保育園のメリットは、以下の通りです。
- スムーズに入園できる
- 独自の方針を導入している
- 夜間保育も実施している園がある
認可外保育園は、人数に空きがあればすぐに入園できる点が、最大のメリットと言えます。また、独自の方針を導入しており、リトミックや英語教育などの特別保育も実施している園も多いですよ。様々な保護者のニーズに対応しており、夜間保育を行う園もあるため、保護者によっては認可外保育園を希望する方もいます。
認可保育園と認可外保育園のデメリットは？
次は、認可保育園と認可外保育園のデメリットについて解説します。
認可保育園のデメリット
認可外保育園のデメリットは以下の3つです。
- 希望の園に入園できない場合がある
- 保護者の就労状況によって保育時間が変わる
- 保護者会などの役員を任される場合がある
認可保育園は、自治体の選考で入園が決まるため、希望の園に入園できないケースが多くあります。保育時間は保護者の就労状況によって決まり、最長でも11時間です。また、延長保育を希望する場合は、職場からの就労証明書などの書類が別途必要となります。
認可外保育園のデメリット
認可外保育園のデメリットは、以下の3つです。
- 保育士の人数が足りていない園がある
- 保育料が高い
- 設備が充実していない園がある
認可外保育園は国から認定されていないため、補助金が下りず、保育料が高くなってしまいます。また、保育室が狭かったり、園庭がなかったりと設備が不十分な園も多いです。保育士の配置も最低ラインの人数であるか、足りていない園もあるため、安全面に不安を持つ保護者もいるでしょう。
まとめ
今回は、認可保育園と認可外保育園の違いについて、メリットやデメリットを踏まえて解説しました。認可保育園は、国からの認定が下りている分、安全性が高い点や、保育料を抑えられるメリットがあります。認可外保育園は、保育料は高くなりますが、夜間保育を実施している園も多く、保護者のニーズに柔軟に対応してくれます。それぞれのメリットやデメリットを理解したうえで、保護者やお子さんに合った園を選ぶと良いでしょう。
