保育園にはいつから通う?入園年齢を考えよう

  • 2024年12月3日
  • 2024年12月3日
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出産後、仕事復帰を前に頭を悩ませるのが保育園問題ではないでしょうか。育児休暇の延長などの制度を利用することで、保育園の入園年齢を選べるようになった企業も増えてきました。保育園には何歳で入園しても、それぞれの年齢のメリットがあります。今回は、保育園の入園年齢について、それぞれのクラスの特徴と共にお伝えしていきます。ぜひ入園の参考にしてみてください。

保育園にはいつからいつまで通えるか

労働基準法により定められている産後休暇(出産の翌日から57日)が明けるまでは仕事に復帰できないため、保育園の入園年齢は最も早くても生後57日以降とされています。ただし保育園によって設備や職員配置などの理由から、独自に受け入れの年齢を定めている場合もありますので、事前に確認が必要です。卒園は、基本的に小学校入学前の3月。入学前の3月31日まで安心して通うことができます。

保育園のクラスごとの特徴

0歳から6歳までの子どもが過ごす保育園。クラスごとにそれぞれの特徴があります。乳児クラスと幼児クラスの交流があるのも、保育園ならではの光景です。

0歳児クラス

保育園の中で、最もクラス内の発達段階に差があるクラスが0歳児クラス。同じクラス内に寝返りができるようになった子から、歩き始めている子までいることもあります。そのため、クラス内でグループを分けて保育を行うなど、発達段階に応じた工夫をして保育を行っている場合もあります。育児休暇に合わせて入園を検討する人が多い年齢でもありますね。0歳児クラスからの入園は抵抗がある人も多いですが、メリットも多くあります。保育園で過ごすことで生活リズムが整うこと、保護者以外の大人と信頼関係を築く経験になることは大きなメリットです。人見知り期でも信頼できる保育士と安心して過ごしている姿は、とても微笑ましい光景です。進級時に1歳の誕生日を迎えていない場合は、次年度も0歳児クラスになります。

1歳児クラス

仕事の復帰時期を調整して、入園を希望する子どもが多くなるクラスです。0歳児クラスから進級する児が多いので、希望に対して枠が少なく待機児童が多いクラスでもあります。1歳児クラスは心身ともに大きく成長する年齢です。登園時に泣いてしまったり、保育園での怪我やトラブルが増えるのも1歳児クラスの特徴。そんな心身の成長期にたくさんの経験をさせてあげたい人には、メリットの多い入園年齢です。1歳児クラスではリトミックや感覚遊びなどを取り入れ、保育園ならではの遊びや関わりが経験できるのが大きなメリット。イベントや製作で季節を感じたり、どろんこ遊びやボディーペインティングなど家庭では難しい遊びも経験できます。集団での過ごし方も少しずつ身につけていきます。

2歳児クラス

コミュニケーションも取りやすくなってくる2歳児クラスでは、保育園の楽しさを感じる年齢でもあります。お迎え時に「まだ帰りたくない」という子が多いのも2歳児クラスの特徴。お友達と遊んだり、保育園での過ごし方にも変化がみられる年齢です。それぞれの発達に合わせてトイレトレーニングが始まったり、着替えなどの身の回りのこともできるようになっていきます。クラスメイトの存在が刺激となり、発達にもいい影響を与えます。

幼児クラス(3歳児~5歳児クラス)

幼稚園に入園する年齢でもある幼児クラスから入園する保護者の心配事の多くは「クラスに馴染めるか」というもの。しかしそのような心配はほとんどありません。子どもの適応能力には感心してしまうほど、途中入園でもあっという間にクラスに馴染む子がほとんどです。幼児クラスになると、保育園ごとの特色も違いが多くなっていきます。どんなことに力を入れているのか、どんな活動をしているのかに注目して検討するといいでしょう。幼稚園との大きな違いは、幼児クラスでも昼寝の時間があること。保育時間も幼稚園に比べて長く、長期休暇もないので生活の場として毎日安心して過ごすことができます。幼稚園への転園も増える3歳児クラスでは、人気の保育園でも定員に空きがあることもあるので狙い目です。

どの入園年齢でもメリットがあります

保育園の入園年齢に正解はありません。どの年齢で入園してもメリットがあることを知っておくと、気持ちも楽になりますね。子どもの成長を共有することのできる環境があることは、子どもだけでなく親にとっても子育ての強い味方になります。

まとめ

保育園の入園年齢について、クラスの特徴ごとに紹介しました。クラスごとのメリットを知ることで、入園に対する不安も少し軽減されるのではないでしょうか。どの年齢で入園しても、環境に適応する子どもの能力には目を見張るものがあります。保育園に預けることに少し寂しさを感じることもあるかもしれません。一緒にいる時間をより大切にして、よりよい親子の関係に繋がっていくことを願っています。